June 2006
June 08, 2006
不動産業者の免許番号
業歴が長い方が信用できるのか
不動産業者が業を営むには、建設大臣または都道府県知事から宅地建物取引業の免許を受けなければなりません。
免許証登録番号 例 「福岡県知事(○)○○○○○号」
この(○)の数字は、最初の登録時は(1)となります。
以降は運転免許証と同様、経年により更新が必要となるわけですが、不動産免許は更新につれ、カッコ内数字も増えていきます。
平成8年から5年後との更新になりましたが、それ以前は3年ごとに更新が行われていました。
例えば弊社の場合、平成5年6月に免許を受けており、この6月に更新です。
で、これま数字の移り変わりは下記のようになるわけです。
H5年6月〜H8年6月 福岡県知事(1)12520号
H8年6月〜H13年6月 福岡県知事(2)12520号
H13年6月〜H18年6月 福岡県知事(3)12520号
H18年6月〜 福岡県知事(4)12520号
以上の変遷を見ると、同じ名前での業歴は13年になることになります。
で、この業者免許の数字でおよそ、その会社の営業年数がわかるわけですが、さて業歴が長ければ業者として信用できるかといえば、そうとは限らないということになります。
長年地元でやってきているわけですから、一応の信用と実績があるだろうといえるだけなのです。
免許番号ばかり古くて有名無実の業者もいますし、やはりそれ相応に地元密着で地道に実績と信頼を築いてこられた業者さんもおられます。
それは、とりもなおさず、お医者さんと同じく多くの経験を積む事により、より安全で適切なアドバイスをできるということでもあります。
しかしいずれにしても、やはり多分に個々人と会社の意識、姿勢によることになります。
右から左になんなく売れたよき時代をいまだに自慢気に話たりする業者さんのなかには、いまだに重説も契約書も紙切れ1枚の、しかも失敗も顧客のせいにし、自省することなく顧客をばかにしたような古い体質を背負った不動産業者がいるもの事実。儲けていると信用できる業者とも一致しませんね。
共同仲介(不動産業者二社が取引の媒介をする)のときには、特にそう感ずる事もままあります。
人が良くてその人柄を信用でき、書類作成、調査は苦手だから「協力はしますからお宅にお任せしますよ」 の場合の方がよほどやりやすいですね。
実績だけ長くて物事にアバウト。面倒くさい事はいや、儲かれば良い。こんな業者さんとの共同仲介は大変です。プライドだけ高く、つっぱって。
最近は、若い方が不動産屋らしくない新発想でどんどん現場に出て活躍しています。
なかには数多く経験を積んで独立された方もおられます。しかし、いくら経験をしてこようと、営業姿勢は別物。
再度立ち返りますが、免許番号はある種、信用の目安にはなりますが、業務においては、免許番号が設立1年目の(1)であろうと、長くやってきたことを示す数字であろうと、業者としての専門立場意識の観点からすれば、さほど業者判断の重きにはならないということです。会社規模の大小でもありません。
できたての業者さんであろうと、長年やってこられた業者さんであろうと、業者としての在り方がしっかり見え、真摯に物事を捉え、専門業者としての自覚に立ち、今の時代にそぐうよう努力を惜しまない業者こそ信頼に足るといえるでしょう。
先ずは、不動産業者との接触のかなで、その会社の営業マンの対応やお店の雰囲気、広告チラシ内容等で把握してみましょう。なんとなくわかってくるかもしれませんね。 もちろん、免許更新数も一つの判断ポイントであることに違いはありません。

